角田光代さんが書かれた『ケーキの夢』にハマっている。
ストーリーとしてはある女性がショートケーキになる夢を見て本当の自分の気持ちに気づくという内容である。
この物語を音読するのが楽しい。
小学生の時、音読の宿題が好きだった。
正直、忘れてて勝手にカードにサインして提出したことはある。
でも、なぜか音読は好きだった。
国語の教科書を読んでいるときは母が私の話をよく聞いてくれるから。
みんなの前だと恥ずかしいけど家の中なら感情を乗せて読むことができたから。
夜、お風呂に入る前、食器洗いしている母の前で音読していた。
その時の洗剤の匂い、箸を洗う音、水の音
今でも鮮明に覚えている。